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『パワーアップ吹奏楽!からだの使い方』発売中!

吹奏楽の楽器ごとの教本シリーズとして好評を得てきた「パワーアップ吹奏楽!」(ヤマハミュージックメディア)に、最新刊として『パワーアップ吹奏楽!からだの使い方』が加わりました。

高垣は、ご依頼をいただき著者として執筆をしました。大変光栄な機会をいただきました。

からだの使い方表紙.jpg

『パワーアップ吹奏楽!からだの使い方』
ヤマハミュージックメディア
高垣 智 著


A5判縦 104ページ
定価 1,728円(本体1,600円)

全国の書店や楽器店、またはネットショップでお買い求めください(2019年4月21日発売)。

アマゾン、楽天のリンクはこちら↓

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内容は、いかにして身体に無理をかけない自然な演奏や練習をするか、それによって自らのリミット(演奏レベルや質、演奏寿命)をできるだけ遠くにしていこう、というものです。

「『からだの使い方』を教わったけど、からだを意識すると吹きにくい」

「呼吸のことをよく言われるけれど、納得いかないことがある」

「教わった通りに『腹式呼吸』をしようとすると、むしろつらい、からだが痛む、吹きにくい」

「なぜ呼吸が大事なのかわからない」

「呼吸の具体的な練習法を知りたい」

「リラックスして吹きなさいと言われるけれど、よくわからない」

「リラックスしたら音が出にくい…」

「姿勢よくして吹こうとすると逆に吹きにくい」

「『よい姿勢』というのがわからない」

「練習をたくさんしてもなかなか成果が出ない」

「唇その他、からだの特定の部分が痛む」

「ウォームアップをどのようにしたらよいかわからない」

「無理しすぎるとどのようなケガにつながるのか知りたい」

などを感じている方へ、解決への手がかりを提供しています。

本の内容は、

・からだと演奏の関係
・からだのつくりを知る
・からだは「使われる」
・自然な呼吸で吹く
・姿勢を「状態」で考える
・ウォームアップとクールダウン
・ストレッチ
・演奏者のケガや疾患

が主なテーマとなっています。

中高生向けのシリーズの一冊ではありますが、内容は一般の方や音大生、プロ奏者にも十分にお役立ていただけるレベルのものです。

発売以降、プロ奏者(プロオーケストラ首席奏者や有名プロ吹奏楽団の奏者を含む)、指導者、合唱指導者、音大生、中高生、アマチュア奏者から高い評価を得ています。

一般的な言い回しとして「からだの使い方」という言い方がタイトルにも使われていますが、中に書かれていることは、からだの「使われ方」です(このことは本文中に明記してあります)。

からだを「使う」ことによって音や演奏がどうなる、という事ではなく、いかにして頭の中に持つ音のイメージを素直に楽器を通じて音にするかそのためにからだはどう「使われる」のかからだをどう準備しどう機能させるのか、という内容です。

・からだのことと演奏との関係

・からだのつくりと動きを正しく知っておくことによって、自分のからだを最大限に使ったり間違った情報に惑わされなくなること

・自然な呼吸で演奏することの効用

・呼吸の練習の具体例

・「姿勢」の捉え方とチェックポイント

・ウォームアップとクールダウンの考え方と具体例

・ストレッチの具体例

と盛りだくさんな内容です。

さらに、休息の重要性、薬による聴覚への影響、難聴やジストニアなどの疾患、といった、これまであまり扱われてこなかった点についてもふれています。

年齢や経験を問わず、是非広く永くお読みいただけますと幸いです。

本書の製作チームの皆様に、改めましてここに深く感謝の意を表します。

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《本書の目次》

はじめに

第1章 からだと演奏の関係
 1. からだを知ることがなぜ役立つのか
 2. からだが変わると音が変わる
 3. 自然なからだの動きを身につけるには
 4. からだと脳の関係

第2章 演奏に適した姿勢
 1. 姿勢を「状態」で考える
 2. 姿勢にかかわる部位を知る
 3. 腕の使い方
 4. バランスをとる練習
 5. 立奏と座奏

第3章 自然な呼吸で吹こう
 1. 呼吸にかかわるからだの動き
 2. 息の「流れ」を使う
 3. 呼吸にかかわる部位を知る
 4. 呼吸のトレーニング

第4章 ウォームアップとクールダウン、ストレッチ
 1. ウォームアップ
 2. クールダウン
 3. ストレッチ

第5章 からだのケア
 1. 適切な休息
 2. 口のトラブル
 3. 全身のトラブル
 4. 病気と薬の影響

おわりに

付録
 1. からだの使い方お悩み相談室
 2. 「音楽のイメージ」の持ち方
 3. 改善のプロセス

本文訂正

初版の本文中の一部に誤りがございましたのでお詫びして訂正いたします。

編集の過程で意図せず原稿から微妙な変更が加わり、最終チェックでも気づかずに出版に至ってしまいました。申し訳ありません。

​(編集部には報告済みです。)

p.49「肋骨」の第2段落目

【誤】また、肺は肋骨後ろ側で脊椎にくっつき、肋骨の下横隔膜くっついています。

​【正】また、肋骨は後ろ側で脊椎にくっつき、肋骨の下には横隔膜くっついています。

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