Practice Devices

バズィングや呼吸の機能を高める練習器具をご紹介します。

ここにご紹介する内容は主に、これらの器具を管楽器指導に取り入れた(そして偉大な奏者かつ教師であった)アーノルド・ジェイコブスの教えに沿っています。

器具を使用した練習をする際は、器具を使うねらいや、それぞれの器具ごとの目的や使用方法を良く知り、適切な練習をすることが肝要だと言えるでしょう。使い方次第では、効果が全く出ないことがあるでしょうし、逆効果に終わることもあると思われます。

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そもそも、なぜ器具を使って練習することに意味があるのでしょうか?

ここでは、これらの器具の使用を推奨したアーノルド・ジェイコブスの考え方を簡単にご紹介し、器具を使用する意味や意図の理解を促します。器具を使った練習をする前に、ぜひお読みください。

抵抗のほとんどない状態で、空気の動きを視覚化し、基本となるリラックスした豊かな呼吸の感覚を養います。

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やや抵抗のある状態で、ピンポン玉の動きによって空気の移動を視覚化し、演奏の基本となるフリーで安定した息の流れの感覚を養います。

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抵抗を調節することができ、空気の流れを視覚化し、特にアーティキュレーションを含むパッセージや連続するタンギング、ダブル・トリプルタンギングでの空気の流れを養うことができます。

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アンブシュアの「見た目」をチェックするのではなく(おそらく無意味)、唇の振動効率を高めるため(唇と息とのバランスを養うため)に使用します。また、息と唇の振動の関係(唇自体で振動を作るのではなく、唇が息によって振動させられること)を学ぶための最良の器具です。

© 2020 Satoshi Takagaki